のぼり旗が看板と違って人々が気軽に触ることができる広告です。
道にあるのぼり旗に何となく触れたことがある人も多いのではないでしょうか。
これに使われる生地で最も主流なのはテトロンポンジという
ポリエステル100%の生地です。
一方、綿ののぼり旗は独特の深い風合いがあり、手触りもやわらかく
ナチュラルな質感が特徴です。
より温かみがあり、和の雰囲気も強まる生地なので
和食のお店や和菓子屋や着物屋で、装飾や看板代わりに愛されています。
また、綿は伝統的な素材でもあるため、神社の奉納のぼりや
お祭りの飾り付けとしても多く使われています。
風に揺れてはためき、電気なしでも「動く広告」となってくれるのぼり旗ですが、
綿のように素材にもこだわってみると、動くだけでなく
「触れて質感を楽しめる広告」にもなってくれます。
昔から多くのお店や人に愛され、技術が発達した現在でも
需要が止まない理由は、こういうところにあるのかもしれません。